知られていない掘り出し物が見つかる!? 「未公開物件」を賢く利用する方法

「未公開物件」という言葉をご存知ですか? 読んで字のごとく、新しい住まいを探す際によく利用するインターネットの有名物件情報サイトや、不動産の広告などでは一般に公表されていない不動産物件を指します。メリット・デメリットをよく理解しておけば、まだあまり知られてはいない掘り出し物の物件を探す手がかりにもなる未公開物件。その基礎知識をご紹介しましょう。

未公開物件が存在するワケ

未公開物件とは、売主や不動産会社の「事情」で情報公開を許可されていないことから、一般には公開されていない不動産物件を指します。

その売主側の「事情」とは、主には以下のようなものです。
1 売主が、家を売りに出していることを近所などに知られたくない。
2 売りには出しているものの、たくさんの人が見学に来るのを懸念している場合。
3 売りたい意思はあるものの、具体的な時期や引っ越し先などが決まっていないために、積極的な販売活動を行いたくない。

一方で不動産会社側に事情があるとすれば、すでに買い手の目星がついているので、他の不動産会社にあまりその物件の売り情報を提供したくないというケースが考えられます。しかし不動産会社が物件の情報を完全に遮断することは法律(宅建業法)で禁止されており、たとえ一般的な物件情報サイトには出さないにしても、「レインズ」と呼ばれる会員不動産会社間での情報交換ができるサイトには、売主と専任媒介契約を結び売却を依頼されてから7日以内に登録することが義務づけられています。

つまり住宅を探している一般の人が利用する WEBサイトに出てはいなくても、レインズには、いわゆる「未公開物件」も含めた多くの情報が掲載されているということです。その意味においても、新居を探す際にはプロの知識と豊富な情報が揃った地元の不動産会社にまず問い合わせるのが賢い方法と言えそうです。

確かな目を持ったプロを味方につける

不動産会社で未公開物件情報を得ることのメリットを簡単にあげていきます。
まずは単純な考え方として、物件選択の幅が広がるということです。物件サイト上の限られた範囲の情報以上の選択肢があるので、自分好みの一邸が見つかる可能性が高まります。

また、広く一般に公開されていないということは、その物件購入を目指す競合(一般消費者)が少ないと言えます。「あっ、この物件イイ!」と思ったときには、すでに他の買い手がついてしまっていたという残念なケースを減らすことにつながります。

逆に「未公開物件」の購入に関して注意すべきこともあります。
人は「未公開」というような特別感を匂わせる言葉に弱い特徴があります。その心理を利用し、これを広告の文句として悪用して不当に価格を上乗せしたり、劣悪な物件であるにもかかわらず「未公開!」と謳うことでプレミアム感を演出し物件を売ろうと考える業者がいることもささやかれています。

それを見極めるためには、不動産会社との信頼関係を築くこと。未公開物件であっても、結局は物件をしっかりと見極める確かな目がなければ判断することができません。むやみに飛びつくのではなく、しっかりとした軸を持って一つ一つの物件を見ることができる会社とタッグを組むことが、もっとも確実で賢い住まい選びということができるでしょう。