失敗しない住宅購入のために 理想と現実を踏まえたマイホーム選び

多くの人にとって、マイホーム購入は人生における一大イベント。
家族の将来像、理想の暮らしを思い描きながら、ワクワクする気持ちで実現へと向かっていきます。
しかし住宅は大きな買い物であるがゆえに、購入までの道筋を間違えてしまうと、人生設計に大きなダメージを与えることも事実。しっかりとした計画にもとづいて、着実に歩みを進めていきましょう。

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家計を把握し、無理のない予算設計を

よほど生活に余裕がある家庭でない限り、大抵の場合は「頭金+住宅ローン」の組み合わせで住宅購入資金の組み立てを行うケースが多いと思います。
しかも支払い期間は30年以上の長期に渡る人も少なくありません。住宅購入では、無理のない予算設定が非常に重要なのです。

まず考えるべきは、自分が住宅購入にかけることができる予算の把握。
もちろん予算額が大きければ条件のいい住宅を買いやすくなりますが、計画に無理があると将来的に住宅ローンを返済することが難しくなってしまいます。
購入予算の内訳は、預貯金等から支払う現金(頭金)と金融機関で借入れる住宅ローンの総額。無理のない頭金と無理のない住宅ローン返済を考えるうえで大切なのは、現在の家計状況を正確に把握することです。

家計を構成する要素は「収入」「支出」そして、収入から支出を差し引いた「収支」、さらには余剰金をコツコツと積み上げた「預貯金」です。
頭金は預貯金から、住宅ローンは収支から充当されることになります。これを踏まえて、どの程度の頭金が用意でき、どの程度の支払いが月々可能なのかを算出していきます。

ローンの返済額は、現在支払っている家賃の額を目安にするとよいでしょう。毎月払い慣れている金額なので、これを基準にするとイメージしやすいというわけです。
今の家賃+駐車場代が少々きついと感じれば月々の返済額を減らし、多少余裕があるならば少し増やす、という具合に考えることができます。
ただし忘れてはいけないのは、住宅を購入すると固定資産税や都市計画税、マンションの場合だと管理費や修繕積立金など一定の支出が必要になるということ。さらに、教育費や老後資金の準備も必要ですので、ローン返済以外にある程度の貯蓄ができることを考慮して、月々の支払い可能な額を想定しましょう。


頼りになるプロフェッショナルを味方に

住宅購入にかけられる予算が把握できたら、それに応じた物件を探すことになります。予算や生活利便性はもちろんのこと、将来の家族構成や資産価値までも見据えた住まい選びが大切です。
つまり住宅購入計画とは、家族の今と未来を真剣に考える「ライフプランのシミュレーション」に他なりません。不動産はほとんどの人にとって、人生で一番高い買い物。失敗すると、一生立ち直れないダメージを負う危険性もあります。楽しみながらも、慎重に進めていく必要があります。

まずは家族で話し合い「どんな立地に住むべきか」「どんな間取りが理想なのか」「どんな災害対策が練られているのか」「ヒートショック、シックハウスなどの安全性はどうか」など、ありとあらゆる懸念事項を整理してみましょう。
もちろんすべての要素を完全にクリアする物件に出会うことは少ないかもしれません。しかしそれぞれの懸念事項のうち、家族で設けた基準よりも大きく下回るようであれば、高い確率で住宅購入は失敗してしまうでしょう。

長い目で見て住宅購入が「経済的か」「快適か」「安全か」を見極める判断力が大切です。本来家を買う、不動産を購入するとは、生活の質を上げるために行う行為。それが結果として生活の質を落とし、さらには生活を破壊してしまうものになってしまうのであれば、何のために家を購入したのか分かりません。

このように、家族の明るいライフプランを考えるうえで大切な住宅購入は、自分たちだけの判断で行うことは危険と考えるべきです。不動産の売買に関しては、専門的な知識や高い情報力など、その業界に精通していなければ得ることができないノウハウが絶対に必要となります。
頼るべきは信頼出来るプロフェッショナル。経験が豊富で、購入したいと考えている地域に精通している不動産会社に相談することが大切です。単に多くの物件を紹介できるということが基準となってはいけません。家族の状況や希望を把握してくれて、それに基づいた住まい選びのコンサルティングをしてもらうこと。購入を勧めるだけでなく、親身になって購入後の生活設計を一緒に考えてくれるような不動産会社を選択することが、マイホーム選びの重要なポイントなのです。