どちらがお得!?
戸建てVSマンション 徹底比較

住宅購入を検討している人の中には、戸建てとマンションのどちらにしようか迷っている人もいるかと思います。そこで、それぞれが持つ特徴を整理していき、戸建てとマンションの魅力を紹介してみました。自分や家族に合った住まい探しの参考してみてください。※ここでは、戸建てとマンションをわかりやすく比較するために、いずれも新築物件として、戸建ては建売住宅の場合とします。

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東京都全域での着工戸数はほぼ同じ

それぞれの魅力に迫る前に、戸建てとマンションは現在、どちらが選ばれているのか東京都を例に見てみましょう。
下の図は、東京都都市整備局が「住宅着工統計」を基に作成した「都内の住宅着工戸数の推移」です。このグラフは、年間の住宅着工戸数を項目別に表しています。
水色が戸建て、赤色がマンション。平成23年以降は戸建てもマンションも年間住宅着工戸数は概ね3から4万戸で推移しており、現在、戸建てとマンションを選ぶ人は半々だとわかります。さまざま条件によって見方は変わりますが、純粋にこの数字から見ると、どちらかに需要が偏っているというわけではなく、どちらにも同じくらい需要があり、それぞれに魅力を持っていることが推測できます。

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(出典:東京都都市整備局 住宅政策推進部 住宅政策課)

利便性に富んだマンションの魅力

マンションには、たくさんの魅力が存在します。
充実した共用部分はそのひとつです。週末の運動に最適なフィットネスルーム、大切な人をおもてなしするゲストルーム、大好きな映画鑑賞を気兼ねなく楽しめるプライベートシネマなど、まるでマンションとは思えない充実した共用部分を兼ね揃えているマンションもあります。
なかにはスーパーや飲食店施設が併設されていたり、駅からマンションまで直結されており傘いらず…、といった至れり尽くせりのマンションまであります。
もちろん、日々の生活で欠かせない利便性にも優れています。防犯のためのオートロックセキュリティや防犯カメラ、24時間捨てられるゴミ置き場や不在でも荷物が届けられる宅配ボックスなどは、戸建ではなかなか見られない設備も魅力です。

ライフスタイルに合わせて変化できる土地が魅力

戸建ての大きな魅力は、住んでいる敷地の土地と建物に所有権があるということ。そのためマンションとは異なり、法の許す範囲内であれば、土地と建物のすべてを自分好みに変えることができます。駐車場を設ける、外観の色を変える、間取りを増減する、2階から3階へと増築するなど、家族構成やライフスタイルに合わせた“オリジナル”の家を気兼ねなく自由に手がけることができます。
また、子どもが思い切り走ってもマンションのように下の階の隣人に気を遣う必要がありません。精神的にのびのびと暮らすことができるのも大きなポイントです。
戸建ては、維持や管理はすべて自分で行う必要があるため、マンションと比べて責任と行動力が伴います。しかし、自分や家族のライフスタイルに合わせた家を自由に築き上げられる魅力は大きいかもしれません。

大きな違いは「権利」「維持・管理」「修繕」

ここまで、ふたつの魅力について述べました。それでは戸建てとマンションの違いを見てきましょう。違いは大きく3ポイントに絞りました。

1番目は「権利」です。

戸建ては土地と建物のそれぞれに所有権、抵当権・賃借権などが設定されています。
マンションは集合住宅なだけに複雑です。一棟の建物が「専有部分(住戸部分)」「共用部分(廊下、階段など)」に分けられます。実際に住んでいるスペースは住んでいる人が権利をもっていますが、共有しているスペースは住んでいる人たち皆の権利ということになります。
また、原則としてマンションは土地と建物(専有部分)を分けて処分することはできません。

2番目は「維持・管理」です。

戸建ては、所有者が自己判断で維持・管理を行います。つまり、水回りや電気回路のメンテンス、庭掃除といったことは自分の好きなタイミングで行なう(依頼)することができます。
一方でマンションは、管理組合の総会で、共有部分、敷地、附属施設の管理が決定されます。また、管理費や修繕工事のための修繕積立金の徴収などがあります。

3番目は「修繕」です。修繕はリフォームのこと。

戸建ては管理・維持と同様に、自分で判断しリフォーム工事を実施します。
マンションでは、共用部分の修繕工事は、その費用を住んでいる人で負担するので、工事の内容や期間などは総会での決議で決められます。
まとめると、戸建ては土地と建物を別々に売買・賃借が可能。建物の維持・管理、修繕は自己判断で行います。マンションは、土地と建物を(専用部分)を分離して処分して売ることはできません。建物(共用部、敷地、附属施設など)の維持・管理、修繕は総会で決定、決議で行われます。
戸建ては予算や計画に自由がありますが、代わりにすべてが自分で行わなければいけません。
マンションは修繕積立金の徴収や総会への出席などが必要で、代わりに維持・管理・修繕は自分で行う必要がありません。
双方の違いを理解するとどちらが自分に合っているかが想像できると思います。

 

ここまで戸建てとマンションの魅力と違いをお伝えしてきましたが、最終的に大切なのは自分や家族のライフスタイルを想い描き、それに合った家を見つけていくことが大切です。
マイホームは、人生で一番大きな買い物といっても過言ではありません。さまざまな物件の中から、焦らずにゆっくりと自分と家族に合った家を探しましょう。