今年も見ごろを迎えました!
高幡不動尊「あじさいまつり」

関東も梅雨に入り、どんよりした日が多くなりました。晴れ間の少ないこの時期は、家にこもりがちになり、気分が滅入ることも。しかし、自然界ではこの季節に咲く花、アジサイが見ごろを迎え、私たちに元気を与えてくれます。日野市では、高幡不動尊で毎年「あじさいまつり」が開かれています。関東を代表する古刹は、都内でも屈指のアジサイ処です。そこで今回は、「あじさいまつり」についてご紹介します。ajisai

「あじさいまつり」に出かけよう

高幡不動尊では、今年は6月1日から7月7日まで「あじさいまつり」が開催されています。約3,300株の自生のヤマアジサイをはじめ、全国から寄せられた約250種7,500株にも及ぶアジサイが境内から山にかけて咲き誇ります。
初旬はヤマアジサイが咲き、中旬を過ぎると大輪のアジサイやガクアジサイが見ごろを迎えます。境内の斜面に咲くアジサイは身の丈以上の株も多く、覆いかぶさるように咲く光景は圧巻です。アジサイといえば、ブルーやピンクが一般的ですが、ここでは濃い紫や淡い紫、水色や白、なかにはエメラルドグリーンという珍しい色もあります。まさに色とりどり。種類も豊富なため、形もさまざまで、可憐なものからクールなタイプまで楽しめます。手まりのような丸いアジサイではなく、ハート型に見えるアジサイもあるとか。こんな形のアジサイもあるんだと驚くことでしょう。
アジサイが咲き乱れるこうした景色は、カメラが趣味という人でなくても、いろいろなスポットで撮影したくなってしまうもの。遠くから全体を撮るのもいいですが、花を接写したり、お堂や五重塔などの歴史的建造物といっしょにアジサイを写してもステキです。記念になる1枚が撮れるでしょう。あじさいまつりの期間中は写真コンクールも開催しているので、応募してみてもいいですね。

境内には散策路もあるので、ゆっくりと心ゆくまでアジサイを堪能できます。また、高幡不動尊のサイトにある「高幡不動尊ニュース」にアジサイの開花状況などが掲載されているので、出かける前にチェックしてみるといいかもしれません。

高幡不動尊をお参りしよう

名称は真言宗智山派別格本山、高幡山明王院金剛寺。「高幡不動尊」として親しまれているお寺です。古来関東三大不動の一つに挙げられ、境内には室町時代に作られた「仁王門」や、総重量1100Kgを超え日本一と称えられている「丈六不動三尊」といった貴重な文化財などが約20,000点もあります。また、著名な俳人の句碑がたくさんあり、お寺で俳句作品の募集も行っています。
そしてここは、幕末の英雄、新選組の土方歳三の菩提寺。境内には、近藤勇の碑や土方歳三の碑と銅像をはじめ、ほかにも新選組に関係する碑が建てられています。奥殿には新選組の資料も展示。ファンが当時を偲びながらお参りしている姿もよく見かけます。
四国八十八ヶ所巡拝路を似せて作った山内八十八ヶ所巡拝路は、自然豊かな里山の風情を味わいながら巡ることができます。6?7月はアジサイ、9月は彼岸花のマップも作成され、お参りも兼ねて鑑賞できると人気です。参道は飲食店や雑貨店などの一般的な商店街で、田舎町にタイムスリップしたような雰囲気。駅から近いので、ちょっと立ち寄るのも便利です。遠方からも参拝と散歩を楽しむ方が多数訪れます。

今が旬の「あじさいまつり」。アジサイ一色で染まった高幡不動尊は、いつもの表情とはひと味もふた味も違います。満開となったアジサイと、広い境内に点在するさまざまな重要文化財のダブル鑑賞を楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。雨の日も心が和む時間が過ごせるかもしれません。